比留間久夫 HP

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ホテル・ニューハンプシャー(ジョン・アーヴィング)

外国で好きな作家と言えば、
ジョン・アーヴィングでしょうか。
といっても、『ガープの世界』と、
『ホテル・ニューハンプシャー』しか読んでません。
その後に刊行された『サイダーハウス・ルール』は、
中絶をテーマにした本ですが、
友達が読んで、とても良かったと言ってました。

三つとも、映画になりました。
『ガープ』と『ニューハンプ』は観ています。
映画も良かった記憶があります。
『ガープ』はビートルズの『64歳になったら』が、
タイトルロールに流れるところが有名かな。
『ニューハンプ』は、熊のスージーを、
大好きな女優、ナスターシャ・キンスキーが演じたことで、
記憶に残っています。

小説は、ともに上下巻ですが、
読みやすいので、すらすら進みます。
先に読むんだったら、『ニューハンプ』がいいかな。
『ガープ』はちょっと作者の生(なま)な部分が出てて、
ところどころ、引っかかります。
でも、そこがいいのだけど、『ガープ』は。

『ニューハンプ』は、
レイプに遭った女の子がどうにか立ち直っていく、
を縦軸に、物語が進んでいきます。
『ガープ』は、
いろいろな価値観、変革のエネルギーが、
ぶつかり合ってた当時の社会を、ヘビーに描いています。










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