比留間久夫 HP

Home > ブログ > 小説よもやま話

ロマンスの神様

小説を書くのをやめて良かったことは、
音楽を自由に聴けるようになったことです。
小説を書いてるとき、音楽は御法度でした。
聴いたメロディが頭に残ってしまい、
文を書いてると、文がそのメロディに、
歌詞のように乗ってしまうのです。
文体というのでしょうか、
自分は自分のリズムで文を書いてます。
それがはなはだしく妨害されるのです。

いちばん、記憶に残ってるのは、
『ロマンスの神様』です。
TVのCM中に、突然、飛びこんでくるのです。
思わず一緒に歌いたくなる、
オリジナリティあふれる、印象的なメロディライン。
名曲だと思います。
わたしは力の限り、
両手で耳穴をふさぎました。
この歌がいちばん残響度が高かったです。
小説が、一回、長い睡眠をとるまで、
書けなくなるのです。

いまは、PCに、
『息抜き』というフォルダをつくって、
You Tubeで見つけた、
お気に入りソングを聴いてます。
昔は簡単に見ることができなかった、
ミュージシャンのPVや動く画が観られて、
とても愉しいです。
いい世の中になったものですね。
長生きはしてみるもんじゃ。


PAGE TOP