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こころの処方箋(河合隼雄)

最近、本をあまり読みません。
最近って、ここ13年間ぐらい。
やっぱ、小説を書かなくなったのが大きいかな。
あと、もともと、そんなに読書好きではない、ってことかもしれません。
だから、ここに書くのは昔に読んだ本です。
昔の記憶を頼りに書いていきます。
だから、内容はあまりないかもしれません。
どうも、すみません。
(・・・と先に謝っておきます)。

今日は、河合隼雄さんの『こころの処方箋』です。
一回目に採りあげるくらいだから、かなり好きです。
100%ピュアを書く前に、河合さんの本はかなり読みました。
『とりかへばや、男と女』とか、『明恵 夢を生きる』とか・・・
簡単に紹介すると、ユング派の心理療法医です。
カウンセラーとしての長い経験に裏打ちされた、
深い言葉、見識がいっぱい出てきます。

『こころの処方箋』は、エッセイ集です。
20年ぐらい前の本。ベストセラーになりました。
家の本棚を探したら、出てくるかもしれない。
55の章から成っていて、1章は4ページぐらいです。
簡単な言葉で書かれていて、とても読みやすいです。
でも、書かれてることは、とっても奥が深い。
井上ひさしさんの有名な言葉を思い出します。
何だっけ?(・・・と、ここで、ちょっとググる)

 難しいことを易しく
 易しいことを深く、
 深いことを面白く。

いい言葉ですね。
まさに、この本の紹介をするのにピッタリ。
自分も小説を書こうと思ったときに、第一に考えたのは、
大学のクソ面白くない教授の、
クソ面白くない授業のようには絶対にしないぞ、
ってことでした。
予備校の先生と比較するのもどうかと思いますが、
彼らたち(いわゆる、名物先生って人です)はとても面白かった。
つまんない勉強を面白くする努力と工夫をしていた。

河合さんは、実を言うと、
100%ピュアのドクター岸田のモデルです。
(顔、姿などの外見のイメージは違いますが)。
だから、作中で、ドクター岸田は、
河合さんと似たようなことを言ってたりします。
彼もきっと強く共鳴し、リスペクトしてたのでしょう。
(と言って、誤魔化す)。

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