比留間久夫 HP

Home > ブログ > 鎌倉 > 海の家を建設中

海の家を建設中



一年に何度か行く、海へ行ったら、
海の家を建設中だった。
鎌倉に来る年齢層が急に若返るシーズン。
鎌倉に来るというよりは、由比ガ浜に来るのだけれど。
去年の夏は暑過ぎて、
町から年配者が消えた。
今年は冷夏の予想が出てると聞くが、
どうなることやら。

最近、思うのだけど、
この国って、一年の寒暖の差が激しい。
鎌倉だと、約40℃。
北海道だと、55℃ぐらいになる?
随いていけません。
自分がこどものころは、暑くなっても、
30℃ぐらいだった記憶がある。
定年してから、田舎へ行って農業やるなんて、
すげえなぁと思う今日このごろ。










2 Comment

kangeki desu !

こんばんは。
比留間さんにこうしてお言葉を返していただけるなんて、感激です…

ジャン・ジュネは前から読んでみたかった作家なので、そのうち読んでみます。あと、セルビーなる人は初耳でした。またお気に入りの作家や作品のお話など、記事にしていただきたいです。

自分の齢を考えると、愕然としてしまいますが、若い頃の私は随分禁欲的な人間でしたので、当時比留間さんの作品やジュネを読んだら、理解できないか、受け付けることもできなかったかもしれませんね。
十年くらい前でも、マンディアルグのオートバイとか、ソレルスの作品とか、気持ち悪かった記憶があります…。
アラフォーの今だからこそ、読めるもの、読まずにはいられないものが、あるんだろうと思います、恥ずかしながら。

比留間さんの他の作品、いくつか読ませていただきました。
アマゾンのどこかの評価のところに、比留間さんの文章、好きだなぁ、とどなたかのコメントがあったと思うのですが、私も全く同感でした!
こちらこそ、
  • HIRUMA ULTRA
  • (2014/07/29 22:11)
どうもありがとうございます。齢を取ると硬直していく人が多い中、逆に柔軟になっていくような感じで、とても良いなぁと思います。

はじめまして

台風も温帯低気圧に変わったようですが、鎌倉は大丈夫でしたでしょうか。

はじめまして。二、三ヶ月前にYesYesYesを知り、たいへん惹きつけられましたアラフォー女性です。

私はこのところ、ある本で見た、「卑俗な内容を高貴な言葉で語る」作品の魅力というものについて、少し考えていたのですが、そうしたなかで出会った比留間さんの作品は、まさしくその種の魅力を強く感じさせてくれた作品でした。
卑猥な内容に満ちているのに、文章が清廉で、とても知的だったからです。
文庫の解説でも「潔癖性」と書かれていましたが、まさにその通りでした。
内容でも文体でも、卑俗と高潔のギャップが全体を支配していて、本当に興味深く読ませていただきました。

本作の魅力は他にも色々あると思いますが、個人的にはウェットすぎる比喩がないのも、非常に好みです。でも、かといって全体が淡々としてドライすぎるということもなく、文体に何かしっとりした心地よさも感じました(単なる個人的な感覚ですみません。)

一度自分を徹底的に壊してみたいとする、語り手の生に対する真摯な態度や内省的モノローグも、とても好きです。
そうした破壊欲のようなものは、若い頃の青臭い悩み、と片付けられることも多いと思いますが、私は、人間が生まれて死ぬ存在である限り、形を変えながらいつも心に抱いていくものじゃないかな、と思っています。

小説のなかで一番好きなくだりは、歌舞伎のママ2の、ジュンの泣く啓示的瞬間です。
ジュンの得た無上の悦楽の描写と、人間の悲しみに満ちた生死を考える清澄な語りが、大きな対比をつくりながら、生と性と死という三つのものの不思議な関係を、とても効果的に表現しているように思います。
(私はここを読むと泣いてしまいます。)

他にも心惹かれた部分がたくさんあります。
小説って本当に不思議ですね。
ただ文字が並んでいるだけなのに、そこに大きく深い世界を作り出すことができる…
その世界にひどく心揺さぶられる読者がいる。
比留間さんの書かれた文章は私の宝になりました。
この作品を書いてくださったことに、なんだかとても感謝したい気持ちで、ここに書かせていただきました。
他の作品もまた読ませていただきたいと思っています。
こんばんは。
  • HIRUMA ULTRA
  • (2014/07/14 23:33)
どうもありがとうございます。発行されてもう25年ぐらいたつのに、こうして感想を送ってくれる人がいて、とても幸せに感じます。作品の事に関しては、もう小説の仕事から15年ぐらい遠ざかってるので、うかつな言葉は返せません(笑)。ただ、とても深く丁寧に読んでくださってるなと嬉しく読ませていただきました。自分の小説は生理的にダメという方も多く、若い子向けなのかなと思うところもあったので、アラフォーと聞いて、ちょっと意外でした。きっと物事の表層ではなく、深層に心が届く方なのでしょう(笑)。
「卑俗な内容を高貴な言葉で語る」代表選手といえば、ジャン・ジュネですね。ヒューバート・セルビーjrの『ブルックリン最終出口』もその系譜でしょうか。怪物すぎて、とても太刀打ちできません。読むのにも、凄いパワーが必要です(笑)。

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP