- 2014/02/24
- Category : 植物
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリが咲いている。
小さな、可憐な、淡い青のきれいな花。
ここの庭にいっぱい生えてたので
(・・・といっても、そこら中に生えてる雑草ではあるが)、
いくつかは抜かずにそのままにしておいた。
宿根草でもあるんだね、これ。
毎年、こぼれ種で生えてくるものと思ってた。
去年のいまごろから6月ごろまで(確かではない)咲いて、
株も大きくなり、
そのまま暑さで消滅するのか、一回、枯れるのかと思ってたら、
あにはからんや、そのまま夏越しし、
冬も越えて、
雪が溶けたいま、一足早い春を告げるようにいっせいに咲き出した。
この花が群れて咲くさまは本当にきれい。
透き通るような、可愛い青。
雑草の中では一ニを争うぐらい好きな花。
園芸店の店先に売られていても不思議ではない花。
でも、そこらへんに生えている強健な雑草だから、誰も売ったりしない。
しっかし、いつも思うのは、
その、ひどいネーミング。
漢字で書くと、大犬の隠嚢だぜ。
この花のどこがいったいでかい犬の睾丸なんだ???
(まぁ、そのあたりの由来は各自それぞれネットで調べて)。
ふつうなら、ルリホシソウとかルリコハナとか付けるだろ。
名前が体を全然、表してない。
誰も本名で自分を呼んでくれない。
「あっ、オオイヌノフグリが咲いてる。かわあいい!」
なんて、女性は口が裂けても、言えない。
可哀想で、不憫な子。
まぁ、ほかにも、ひどい名前を付けられてる植物はいくつかあって、
オオイヌノフグリを横綱とするなら、
大関はへクソカズラだな。
茎や花が屁や糞の匂いがするってのがその理由。
・・・まぁ、その通りだけど。実際、近い匂いはしますが。
しかし、みもふたもない。
あとは、有名なドクダミ。
う~ん、葉っぱはハート形、花は白十字、
それにもましてお茶にも薬にもなるって、有用な万能選手。
なのに毒。なのにダミ。
まぁ、こいつも臭いけど。
白く四方八方に伸びる地下茎は生命力がハンパなしに強く、
誰も止められない。
雑草と呼ばれるものは、ほぼ例外なく、生命力が強い。
あとは、そのものずばり、クズ。
漢字で書くと、葛(すこし緩和される)。
こいつも食料になる。加工が面倒臭いけど。