- 2026/09/05
- Category : 癌について
「がん体質革命」小澤博樹
『癌』について4回目です。
「がん体質革命」小澤博樹(敬称略)
そもそも、癌とは何か?
皮膚や粘膜臓器などにできる悪性腫瘍と理解している人も多いでしょうが、これをわたしは東洋医学的な『排毒』の考え方から、次のように説明したいと思います。
『排毒』とは読んで字の通り「毒を排する」つまり、体内に溜めこんだ毒素を体外に排出することです。東洋医学的な考え方は、この生体反応が、癌にしろ風邪にしろ、病気として現れると見ています。
例えば、風邪をひいて、発熱し、発汗し、咳や庚が出て、下痢や嘔吐を起こすのは、こうして体内の毒素を体外に排出しようとする『排毒』現象なのです。癌も同じです。体内の毒素を一カ所に集め、そこから排毒しようとして腫瘍が形成されるわけです。
わたしたちは摂取する食品などによって、体内に毒素を蓄積していきます。人が生まれてからこれまで何を食べてきたか、それ以前、胎児であったときに母親が何を食べたかによって、どんな病気になるか決まるといってもいいのです。
さまざまな食品添加物、農薬や化学肥料によって汚染された農作物などはともかく、日常何も気にせず口にしている肉、卵、牛乳、乳製品、魚のたぐいまで「毒物」と決めつけられたら、ビックリする人が多いでしょう。これについての詳しい説明は先に譲るとして、でも、これらが「毒物」であるというのは、決して大袈裟な脅しではありません。
こういったものを多量に摂取していると、長い年月の間に毒素として体内に蓄積され、最終的に癌その他の病気の形をとって体外に排出しようとします。人体のもつ自然の排毒機能が働くわけです。
体内の毒素が一カ所に集まって形成された腫瘍、つまり、癌はある時期になると溶けて体外へ流れ出します。しかし、さらに毒物を摂取し続けていると、癌はどんどん大きくなっていく。それなら、その癌を臓器ごとー胃癌なら胃を切除してしまえというのが、現代医学の外科手術療法です。癌といえば手術-わたしたちのまわりでは、これが常識のようになっています。
機械文明が発達するのと平行して、西洋の現代医学は人間の体を機械と同一視するようになりました。機械が故障したら、その箇所を修理するか、部品を交換すればよい。それと同じように、人間の体も障害を起こしたと考えられる臓器を修理する。こうすれば病気は治る-これが手術療法の考え方です。
しかし、人間の体というものは、個々にいろいろな機能をもつ臓器が寄り集まり、全体としての機能バランスを保って形成されているのです。そこから一つの臓器を取り去れば、全体のバランスは崩れ、結果的に病気が感化することになるのは、誰の目にも明らかではないでしょうか。
それに、癌の病巣と見なされる臓器を外科手術で切除したとしても、先に述べた体内の毒素は依然として蓄積されたままです。ですから、体はその蓄積された毒素を排出しようとして、再び毒素を一カ所ないし数カ所に集め、腫瘍を形成します。癌の再発がこれです。
確かに早期に癌を発見して、切除すれば、手術してから再発するまでより長く時間がかかりますから、進行している癌の場合よりも手術後5年間の生存率は高いでしょう。しかし、早期癌が手術後5年間再発しなかったとしても、癌が治ったわけではありません。10年後、あるいは20年後に再発する例はいくらでもありますし、わたし自身、かつて大学病院に勤務していた時代に、進行癌ばかりでなく早期癌の患者さんが再入院し、亡くなるのを口惜しい思いで見てきました。
冷たい言い方かもしれませんが、結局、手術をしてもしなくても、生存率はあまり変わらない、痛い目に遭った分だけ損という気さえします。手術は人体を切り開き、内臓器を空気にさらすことですから、必然的に体を酸化させ、また、手術には酸化力の強い麻酔剤の投与が不可欠です。さらに手術後、これまた酸化力の強い抗癌剤の投与や放射線の照射がなされます。その結果、人体はよりいっそう酸化し、いっそう発癌しやすい状況を体内に作り出してしまいます。
先に述べた毒物とは酸化物質であり、これによる人体の酸化こそが人体を発癌させる張本人なのです。
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